東京藝術大学 音楽学部楽理科/大学院音楽文化学専攻音楽学分野

ベートーヴェン・シンポジウム

「プロメテウスの音楽:ベートーヴェン2020に向けて」

パネリスト:フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮者)

マーク・エヴァン・ボンズ(音楽学者)

近藤譲(作曲家、音楽批評家)

通訳:福中冬子(楽理科教授)

司会:土田英三郎(楽理科教授)

 

日時:2017年 12月 13日(水)、18:30〜21:00

場所:東京藝術大学音楽学部 5号館109教室

対象学生:楽理科、音楽学、全科   ※学外の方も奮ってご参加ください。

 

講座内容】

ベートーヴェンとその音楽、その時代と文化、作用史と受容史、解釈、批判、今日的意味など、さまざまな切り口で、ベートーヴェンに詳しい指揮者、音楽学者、作曲家に、それぞれの立場から自由に議論していただく。会場内との質疑応答もあり。ベートーヴェン・イヤー2020年(生誕250年)に向けて本学でも多様なプロジェクトの立案が予想されるが、本シンポジウムはその気運を高めるための予備的な催しと位置づけたい。

【パネリスト略歴】

◎フランツ・ヴェルザー=メストFranz Welser-Möst1960年リンツ生まれ。ミュンヒェン音大を卒業後、多数のオーケストラの指揮者、特にロンドン・フィル、チューリヒ歌劇場、ヴィーン国立歌劇場音楽監督を経て、2002年よりクリーヴランド管弦楽団音楽監督。199295200810年に来日。1820世紀のオペラと管弦楽曲の幅広レパートリーをもち、クリーヴランドとはモーツァルトのダ・ポンテ三部作を舞台上演するなど、同楽団のオペラ・オーケストラとしての新たな局面を開いている。2018年6月に東京で同楽団とベートーヴェン・ツィクルスを予定。 

◎マーク・エヴァン・ボンズMark Evan Bonds:ノース・カロライナ大学チャペル・ヒル校、ケアリー・C.ボッシマー卓越教授。専門は古典派から19世紀の器楽、および器楽に関する思想。ハーヴァード大学でハイドンのソナタ形式に関する論文で博士号を取得後、ボストン大学を経て現職。主要著書に、H.ブルームの「影響の不安」理論を援用した『アフター・ベートーヴェン』(1996)、最近著『絶対音楽:ある理念の歴史』(2014)のほか、邦訳書として『「聴くこと」の革命:ベートーヴェン時代の耳は「交響曲」をどう聴いたか』(2006、 近藤譲他訳 2015)、『言葉のない修辞学:音楽形式と弁論のメタファー』(仮題)(1991、土田訳近刊)がある。

◎近藤譲1947年生まれ。お茶の水女子大学名誉教授、昭和音楽大学教授、アメリカ芸術・文学アカデミー外国人名誉会員、元東京藝術大学非常勤講師。東京藝術大学作曲科卒業後、エリザベト音楽大学教授、お茶の水女子大学教授(副学長)の他、海外でも多くの重要な場で講師、審査員を務める。音楽著述家としては、ケージ以降の最先端の音楽ばかりではなく、音楽史、特に18世紀の古典派の音楽思想も論じている。主要著書に『線の音楽』『音楽の種子』『耳の思考:現代音楽の意味場』『聴く人 homo audiens』『〈音楽〉という謎』『音を投げる』、訳書に『音楽の零度:ジョン・ケージの世界』など。