東京藝術大学 音楽学部楽理科/大学院音楽文化学専攻音楽学分野

第8回総合ゼミ ニック・プフェッファーコルン講演会「マーラー《交響曲第5番》――120年にわたる誤解と混乱の解明 」

第8回総合ゼミ ニック・プフェッファーコルン講演会「マーラー《交響曲第5番》――120年にわたる誤解と混乱の解明 」

日時:2025年7月8日(火)13:00~14:30

場所:東京藝術大学音楽学部  サイエンス&アーツ・ラボ棟4階球形ホール (※通常の総合ゼミとは会場が異なります。ご注意ください。)

 

講師略歴

Nick Pfefferkorn

1997年よりライプツィヒ音楽演劇大学にてファゴットと指揮を専攻。1996年同地にて「プフェッファーコルン音楽出版社 Pfefferkorn Musikverlag」を設立(2016年以降ブライトコプフ&ヘルテルのプログラムに編入)。2015年にパブリッシング・ディレクターとしてブライトコプフ&ヘルテル社に加わり、2017年には無限責任社員としてリーゼロッテ・ジーヴァース(創業者ゴットフリート・クリストフ・ヘルテルの直系6代目にあたる)から代表権を引き継ぐ。校訂者として19世紀の作曲家による作品の批判校訂版を手掛けており、特にリヒャルト・シュトラウスの交響詩およびグスタフ・マーラーの交響曲第5~7番に重点的に取り組んでいる。

 

講座内容

マーラー《交響曲第5番》をめぐる複雑かつ錯綜した、多くの矛盾を含む資料状況及び出版のいきさつを解明し、作曲者の最終的な意図に迫る批判校訂版の作成に至った経緯を紹介する。